相談者を傷つけない鑑定文の言葉選び
言葉の選び方ひとつで、安心感は大きく変わります。
傷つきやすい言葉
- ・あなたが悪い、間違っている
- ・普通は、当然、みんな
- ・絶対、必ず、もう無理
やわらげる型
- ・今は、という時間軸を添える
- ・可能性として伝える
- ・行動に落とす
確認すること
- ・相談者を責めていないか
- ・選択肢を奪っていないか
- ・行動できる余白が残っているか
皆さん、こんにちは。「占いの秘書」運営の森川です。
私はこれまで、ライターとして10年、開発者として10年仕事をしてきました。このスクールでは、その経験を活かして、占い師の皆さんの活動をサポートしています。
今回は、相談者を傷つけたくないけれど、鑑定結果をぼんやりさせたくもない、そんな言葉選びの悩みについて考えます。最後まで読むと、鑑定の軸を保ったまま言葉をやわらげるヒントが見つかるかもしれません。
言葉選びは、結果を弱めることではありません
相談者を傷つけない言葉選びは、鑑定結果を曖昧にすることではありません。同じ結果でも、責める言い方にするのか、状況を整理する言い方にするのかで受け取り方が変わります。
特に恋愛、仕事、家族の悩みでは、相談者がすでに自分を責めていることがあります。そこへ強い断定を重ねると、鑑定文そのものが負担になることがあります。
POINT
言葉をやわらげる目的は、結果を隠すことではなく、相談者が読める形に整えることです。
責める言葉を、状況の言葉に変える
傷つきやすい表現の多くは、相談者の人格や選択を責める形になっています。「あなたが悪い」ではなく、「今は受け取り方にずれが出やすい」と書くと、問題を見つめながらも逃げ場が残ります。
主語を相談者本人に固定しすぎず、状況、流れ、タイミング、距離感の言葉に置き換えると、鑑定文は落ち着きます。
避けたい書き方
- ・あなたの考え方が間違っています。
- ・普通はここで連絡しません。
- ・相手に重いと思われています。
言い換え
- ・今は考えが一方向に寄りやすい時期です。
- ・連絡のタイミングを少し置くと、受け取られ方が変わりそうです。
- ・気持ちの強さが伝わりすぎないよう、言葉の量を整えるとよさそうです。
やわらげる型を持っておく
毎回ゼロから言い換えを考えると時間がかかります。よく使う型を持っておくと、強い言葉を自然に調整できます。
おすすめは、時間軸を添える、可能性として伝える、行動に落とす、の三つです。
TIME
今は、と添える
「無理です」ではなく「今は進みにくい流れです」と時期の表現にします。
POSSIBILITY
可能性として伝える
「相手は嫌っています」ではなく「距離を取りたい気持ちがありそうです」と範囲を整えます。
ACTION
行動へ落とす
「失敗します」で終えず、「準備を整えると選びやすくなります」と次へつなげます。
最後は、読んだ相談者の呼吸で確認する
書き終えたら、占い師の目線だけでなく相談者の呼吸で読み返します。正しいことが書いてあっても、読むたびに責められる文章なら届きません。
やさしすぎて何も言っていない文章になっていないかも同時に見ます。安心感と具体性の両方がある状態を目指します。
書き終えたらチェック
冒頭で予告した、鑑定の軸を保ったまま言葉をやわらげるヒントは、いちばん強く響く一文を、人格ではなく状況と行動の言葉へ変えることです。
すべてを書き直さなくても、責める言葉を一つ整えるだけで、結果の具体性を残しながら、相談者が読み返せる温度へ近づけられます。
次にやること
書いたあと、気になる一文だけを選んで言い換えてみてください。
全部を直そうとするより、いちばん強く響く言葉を一つやわらげるほうが、鑑定文全体の温度は整いやすくなります。
言い換えの考え方が分かっても、自分の文章になると強く聞こえないか不安になることがあります。「占いの秘書」は、占術結果の意味を残しながら、相談者が受け取りやすい言葉へ整えられるよう調整されたシステムです。一度、お試しください。
以下のサンプル文をコピーして、作成フォームの「占術結果・伝えたいこと」の欄に貼り付けてください。強く聞こえやすい内容を、相談者を傷つけにくい言葉へ整える例を試せます。
サンプル文
相談者は20代女性。片思い中の相手が最近そっけなく、脈があるか知りたいという相談です。 相手の気持ち → ソードの5(正): 今は自分のことで余裕がなく、防衛的になりやすい 関係の流れ → カップの4(正): 反応が薄く、進展を感じにくい時期 助言 → 力(正): 押すより、穏やかに信頼を積み直す 避けたい表現: 脈なし、相手は冷たい、あなたの行動が悪い、など責める言い方。

